しかし、現実的にできる可能性を考えたら難しい方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
「デートがあるので有給使います」なんて、怖くて言えません。
このほど日本の総理大臣であります菅首相が有給休暇消化率を70%を掲げたそうです。
従業員数1000人以上の企業でも日本の場合、有給休暇の消化率が53%ほど。
従業員数100人以下の企業では41%と10ポイント以上の差があります。
日本人の有給休暇消化率が大変低いことは皆さん十分承知のことと思います。(よく外国人から仕事中毒などと言われていますね)
しかし、これまでに政府が政府としての役割を怠ったことを棚にあげてキレイごとばかり並べているように感じるのは私だけでしょうか。
- 国際労働機関(ILO)では1988年に、有給休暇の最低日数を従来の6日から10日に増やす条約を締結したが、日本は批准しなかったこと。
- ODA や思いやり予算を含め、外国に奉仕ばかりする一方、肝心の国益に結びつけていない点
- 公務員の人件費や予算が大きすぎることをほったらかしている点
- 技術や文化を国益に変換できなかったこと(原子力発電所や鉄道の受注に失敗している)
- 高すぎる法人税
急激な円高に対しても 全く打つ手なしといった感じですので、並べるとキリがありません。
これらを踏まえて他人事にように「平日にデートを」などと促す発言を聞きますと涙も枯れる思います。
外貨が入ってきませんので、国内産業はどこも大打撃です。
デパートしかり、飲食業しかり、 ホテルやアミューズメントパークしかり。
先日も驚いたのが、月末の金曜日に仕事でタクシーで移動していたのですが、赤坂周辺が本当に閑散としていて、まるで月曜日の夜のようでした。
政府は取得率70%を取得に掲げるが
本当に皆が皆70%以上の有給取得を行うようになるなら、経営陣たちは現在の半分以上を非正規雇用に切り替えるはずです。また事業を辞めるか海外に移転する流れが一層強くなることは間違いないでしょう。
ということで、現実的には難しいということです。
また有給休暇を取得しない層として50代が最も低い消化率であるという報告もあります。
上司が有給取らないのに部下がデートで有給なんて、考えただけで恐ろしい。
ちなみに有給休暇消化率が最も高いのがフランスです。
まず残業なんてありえないといった国ですから。
年平均で37日。取得率は93%(ロイター調べでは89%)
これは夏休みとは別です。
ヨーロッパの方ですと夏期休暇が1ヶ月~2ヶ月はざららしいですが、それとは別に平均で1ヶ月以上有給休暇をとっていることになります。
仕事と人格を分けて考える風潮もうなずけます。
日本では、「何をしているか」と聞かれれば100%仕事ですから、良くも悪くも仕事と人格がほぼイコールといった印象で最初は認知されるはずです。
ちなみに働きすぎと言われる米国でも夕方6時過ぎに仕事の電話をした際 、大変嫌がられた経験があります。日本だと全然オーケーですけどね。
是非とも平日デートできるような 環境になってほしいものです。
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